たかのぶろぐ

独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。

草稿.76

 

宮台の語る恋愛観では、受け入れ難い過去の彼女の遍歴や交際中の浮気も含め、それは全て彼女にとっての幸せ(だった)だから受け入れるべきだ、とされている、現代の若者の恋愛では婚外性交渉や浮気は特段珍しいことではなく、友達以上恋人未満に代表される交際相手以外の"キープ"を作るケースもあり、リスクヘッジ的な恋愛観が蔓延している、このような恋愛観では交際相手に正面から向き合うことができず、少しのトラブルや1度の浮気で関係解消にいとも簡単に踏み切る、このような言動は恋愛における経験値が低いとしか言えない、また相手を好きになったり愛することは、例えば「かわいい」「優しい」「落ち着く」など述語で説明できるものではないとされる、

人間にとって愛は、所詮持続して燃焼する感動であり得ない、それは肉と肉が結ばれる瞬間に激しく輝くものではないだろうか、人間は結局、この瞬間に肉体でしか結ばれることが無いのだ、あとはその激しい輝きを網膜の残像に捕らえたと信じ続けるに過ぎぬのではないか、

なんでもっと素直に愛することができないの?

 

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