たかのぶろぐ

独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。

草稿.68


一昨日、野球部のメンバーと8年ぶりに再会した、みんな変わっているようで変わっていなくて不思議な感じがした、こっちのグループはみんなしっかり働いている、ちゃんとレールを外さずに生活をしているタイプだ、1人は昔から秀才で大企業に勤めていた、一般建築士の彼は、やはり、やはりだ、流石だと感じた、1人は7年前から交際している彼女と来年頃結婚するかもしれないと言っていた、彼も彼らしい、絶対に外さない、大きな失敗はしない、致命傷は負わない、安牌を取ってくる、常に80点を取ってくる、そんなタイプだ、でも顔は100点で更に磨きがかかっていた、1人1人紹介してたらキリがないからもうやめよう

こんな場所に顔を出せるようになったのも不思議 だ、8年間、途中誘いがあったものの全て断わっていた、それは自分が何者でもなかったからだ、恥ずかしかったのだ、今思えばそれが最も恥ずかしい、自分に確固たるステータスがなくとも、自分は自分として、自分を受け入れて行くべきだった、今は何とか学生という身分を手に入れて(24で学生も恥ずかしいものだが)、そういった場に顔を出せるようになった、随分と時間がかかった、未熟だった、でもこの無駄な期間が必要だったのだろう、また、就活の話も上手く避けることに成功した、坊主になる、修行に行くと宣言してしまった、もう引き返せない、本当に行くのか分からない、これは逃げの一種だ、自分は分かっている、逃げているだけだ、修行を言い訳にして目の前の就活から逃げているだけだ、いや、そうではないと思いたい、逃げではないと思いたい、Ya know my steelo?

その前日に飲みにいった相手は2人とも期間工だ、そのグループにいる他の知り合いを含めたら3人だ、居心地の違いを感じた、こちらの方が何となく所属意識がある、社会的な属性で言えば、うーん、後妙な立ち位置で分からない、どちらにも入れるような気がする、気が楽なのはこっちだ、でもそれも Ya know my steelo、自分のスタイルがあれば、自分を持っていれば、どちらにいようとも居心地は同じになるはずだ、周りに左右されない男になりたい、Ya know my steelo?Do you know my style?

 

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