たかのぶろぐ

独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。

草稿.75

 

希望を持って未来を切り拓こうとする自分と現状に不満を抱き自己否定を繰り返し堕落に向かう自分がいる、現状に不満を抱き自己否定を繰り返すのは未来を切り拓こうとする殺気立った自分が持つ側面でもあるが、最終地点、目指すべき場所が異なる、向上心を蓄えた自分と破滅願望を蓄えた自分がいる、自分のやることなすこと全てに責任がつきまとう、朝希望を持って目覚め昼は懸命に働く夜は感謝と共に眠る

新しいバイト先での面接にて、就活について聞かれた際内定を一つもらっていると嘘をついた、それは見栄を張るための虚言のようにみえるが実態は違う、今のバイト先では面接の際に内定は出ていない、就活はこれからする、といった趣旨の話をした、なぜここでは本音で話せて新しいバイト先では嘘をついたのか、そもそも就活などする気がないのだから(できない)見栄を張る理由がない、就活に臨んでいるが結果が思わしくないケースにおいては嘘をついて自らの面子を保つという行動が理解可能になる、しかし自分には当てはまらない、大衆に迎合しようとしたのか、デキる学生であることをアピールしようとしたのか、嘘も方便とは言うがこれは咄嗟に出た嘘であり自分の中で理解が追いついていない、嘘をつくことで自分が楽になるという場合は平気で嘘をつくし、オオカミ少年を自認するほどに嘘をつくことに罪悪感がなく日常的になっている、が、今回の嘘は自ら助けることにならない、それほどに嘘をつくことに抵抗感がなくなっているのか、虚言癖のある人は自分が嘘つきであることを自覚していなければいけないと思う、こんな文章を見たことがある、嘘をつきたい人はどの人にどのような嘘をついたかを完璧に把握していなければならない、そうでないといつか大惨事を見る

無能で活力の乏しい人間が日々喚きながらこの世界を必死に生きているようにしか思えない、自らに潜むドス黒い化け物を隠すために何枚ものマントを被りそれによって背負わされた自分のキャパシティの何倍もの重荷を抱え重くなりすぎた身体と共に鬱々とした心情でゆっくりとゆっくりと交互に全身運動を続けながら自分という鉛は生かされている

 

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