たかのぶろぐ

独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。

草稿.57


肉体的なことも先行させちゃいけないんだよ、やっぱり肉体的なことのために精神が何を辞めようじゃないんだよ、精神が肉体を引っ張っていかないと、臓器移植の話だってだよ、腎臓が悪い人はいるし新しい腎臓が欲しい人もいるけど、フィリピンまで行って移植手術になって良いとか言うけど、体だけ先行して精神が追いついていってない、我々の心臓の痛みだってね、好きな女とデートする前の目の動悸は自分の本当の心臓であって欲しいと思うよ

精神と体のつながりというのはどの部分に出てくるか、肉体的苦痛が精神に作用したり、精神的苦痛が肉体に作用することで、これがカンバセーションになるわけだよ、それをすぐ断ち切って精神的な苦痛に耐えられないから肉体を滅ぼしてしまうとか、自殺を考えるのは非常に機械的だよね、

自殺することが精神的なことの1つの行為だと思ったら大きな間違いで、自殺することはちっとも精神的なことじゃないよ、肉体を滅ぼす為ということで精神的には何も闘っていない、苦しい自分と闘うことが一番自殺に勝つ方法だね、自殺することで肉体を潰してしまっても、ちっとも精神的には救われないから闘うべきだね、そんな簡単に自殺だなんてね、自分が相当悩んだ結果が自殺だとか人は言うけども、いい加減にそれは簡単な逃げでもあるかも分からないね

戦争中の若い奴が生きたいのに国のために死んで いったことを考えるとだな、何かの事件で死ぬか殺されるまでは自分で自分の体を殺す必要はないよ、闘っただけに人間は出来てくるんだ、精神的に闘ってる奴の顔は違うんだよ、葛藤しない奴の馬鹿顔見ろって言うんだよ
どうせなるなら精神的に豊かな人になりなさいよ、 精神的貧乏人は全部自殺するんだから、可哀想って言うけどそれは負けた人だから、負けた人に手を差し伸べる方法はないんだ

 

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