たかのぶろぐ

独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。

草稿.15

 

なぜ自殺に惹かれるのか自殺を遂げた人物が魅力的にうつるのはなぜなんだ。太宰、芥川、三島、名だたる作家の中でもこの3人は特に魅力を感じる。共通点は自殺したことだけ。文体や思想は知らない。もし自殺していなかったら作品を読む気にもならないだろう。その人を詳しく知りたいとも思わなかっただろう。同じ作品、文体、エッセイでも自殺をしたかしていないかで変わってしまう。自殺をした人の文章は何割にも増して魅力的になる。食い入るように読んでしまう。精神的な幼なさなのか。自殺をした人だけが特に苦しんでいたわけではない。自殺をしなかった人も自殺した人と同じ、それ以上の苦脳があったはず。自殺の美しさとはこんな馬鹿なことを書いていたら怒られる。桜は散る直前が一番美しい。太宰も同じ、死期に近づけば近づくほど太宰の文章の魅力度は増す。勝手にこちら側が錯覚を起こしているだけだと思うが。補正をかけている。死ぬ直前の人の美しさ。亜鉛ノコギリヤシの副作用は眠気である。眠い。自分は2人いる気がする。二元論的な、こっちの世界とあっちの世界が通じあっている。

自分ばかりじゃ 虚しさばかりじゃ 愛なき時代に 生まれたわけじゃない キミといきたい キミを笑わせたい 愛なき時代に 生まれたわけじゃない 強くなりたい やさしくなりたい

 

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