たかのぶろぐ

独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。

草稿.20


僕は人が分からない、人の気持ちが分からないのです、 分からなくて当たり前だと言われるかもしれませんが分からないことが怖いのです、赤の他人、全くの他人、同じ動物ですらないような、得体の知れない生き物に感じる、何を考えているのか検討も付きません、プライベートはどのように過ごして誰といるのか、どんな過去を持っているのかとても気になります、僕に対して何を思っているのか何も思っていない、関心すらないのか、嫌われた経験がないから分からないのです、相手の心の本音に周波数を合わせて気が済むまで話してみたい、奥底が分からないのです、表面的な心情しか分からない、読めません、いやむしろ分か り切っているのかもしれません、分かりきっているが故に、その人が抱いている気持ちに絶望して、分からないふりをしているのかもしれません、目を背けたいのです、答えを知らないふりをしているのかもしれません、相手は僕を嫌っているわけではない、嫌われてはいないのです、ただその人は無関心なのです、好かれもせず嫌われもしないなんて一層のこと死んだ方がいいと思うのです、誰が殺してほい、いない方がマシなのです、悩まないと生きられないのは何かの宿命でしょうか、生まれ持ったものでしょうか、それとも後天的なものでしょうか、吹っ切れようとするとまた新しい何かが現れる、吹っ切れさせないように何かが抑え込んで来るような気がする、15の僕には誰にも話せない悩みのタネがあるのです

 

f:id:kazin:20231123165629j:image