たかのぶろぐ

独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。

草稿.8

 

内面の弱さである心の問題を、外部の肩書きや目き見えるものを得ることによって補おうとしている。心の弱さから逃げている。問題を放棄している。学歴や収入や社会的地位友達の多さ生まれ育ち、何かを得ることで心の欠けている部分を補完しようとする。目を背けようとしている。どちらが正しいのかわからない。もしダメだったら他のことで成功して逃げようとしても多分成功しないと思う。成功している間は逃げ続けてもいいのかもしれない。神様がダメだと判断したら勝手に失敗して諦めるだろう。何かを得ようと必死になる人は弱い人だと思う。これは大事。多分正しい。本当に心が強ければ学歴を得て頭が良い証明をしようなんて考えないと思う。等身大の自分で生きられると思う。自分にはできない。だから弱い。ここにコンプレックス劣等感が生まれているのかもしれない。心と言っているが何が心なのかわからない。魂かもしれない?メンタル?いずれにせよ自分では目に見えない体の奥にあるものだ。そしてこれが生きていく上で人間を形造る上で、何よりも大きな役目を果たしているのだと思う。その根幹が弱いからダメなんだ。これを解消するには自分で変えなければならない。外部のものによって変えることはできない。それでも俺は変えられないだろう。死ぬ頃にはマシになっていればいいが。

だから弟や父はすごいんだ。この2人だけでは無い。自分の親戚にはそういう意味で凄い人ばっかだ。自分を持っている。俺みたいなコンプレックスに振り回されて生きているやつはどう見られているだろう。T寺の人が嫌うのは容易に想像できる。でも社会的に成功していると言われる人は、俺みたいなコンプの塊みたいな奴が多いのではないか。自分は成功しないだろうが、成功者と呼ばれる人たちはそう見える。人間の心の強さは社会的成功とは無関係だと今になって思う。ありのまま、背伸びをせずに生きるのがどんだけ難しいか。それをやっている人は本当にすごい。尊敬すべきはそういった人だ。変な意味ではなくユウカは俺と同じ匂いがする。話を聞く限りよくわかる。似ているのだと思う。詳細は知らないけど何かを得たい、外から見た自分を強く意識してそうなそんな感じがする。ハルナはわからない。少なくともそんな感じはしない。ヒロもしない。ヒロは弟と似ていると思う。弟を尊敬とか面白い話だ。T寺の人たちに対する怖さ。距離を取りたくなるような嫌な雰囲気は何なんだろう。失礼な話だが、、、自分の弱さや心の脆さが見破られているような気がする?考えていることも見透かされているような、そんな気がする。T寺に対する違和感はこれかもしれない。何故あんなにも足を運び辛いのだろう。じいちゃんばあちゃんがいないのも関係してんのかな。

この心の弱さ、改善するのがとてつもなく難しいと思う。表面上では治せない。ブログか何かで「コンプをなくす方法」なんてのがあるが絶対無理だろう。そんなんで治るならコンプですらない何かだと思う。何かを読んだりその場で気持ちを切り替えるだけで治せるわけがない。様々な経験をしいろんな人と接してその上で自分を見つめ直し客観的に分析し、治す努力をして初めて少しは改善されるものだと思う。死ぬまでにできたら良い方だ。ほとんどは治せずに死んでいくのだろう。そしてまたやり直しってことでこの世界に送られるのだろう。これは自分が大好きな自分の悪い癖が出ているかもしれないが、コンプの塊のような醜い人間の方が人間らしいと感じることもある。実際に関わる上で常に劣等感やコンプを抱いている人間はめんどくさいし嫌な奴だと思われると思うが…でも今思っていることや感じている悩みは大学に行っていなかったら持っていないと思う。これを感じることができていると言う点ではコンプに振り回されて行動するのも悪いことばかりでは無いのかもしれない。そこで学んでこれから治す必要あると思うが。自分のことで悩んで悩む必要のないことまで悩むやつは根本的に自己中なのだと思う。自分のような。もう少し他人のことを見なければいけない。この自己中な考えは捨てたくない気持ちもある。この目線をなくしてしまうのが怖い。外にいてもどこか自分を客観的に見て自分中心で考えてしまう悪い癖があるような気がする。

太宰と三島は対として語られることがある。2人とも強いコンプレックスを持っていたがそれに対する姿勢が違う。三島はしっかりと向き合った。一方で、太宰は逃げながら、ごまかしながら生きた。といった内容だった。作品は数える位しか読んだことがないが、生き様を調べるとわかる気もする。2人とも自分で自分を破壊してしまったが、、、今の自分はかなり恵まれている。友達と話すとよくわかる。それでも私大に来ている人たちだからかなりマシだと思う。にも関わらず、恵まれているのにも関わらず、そうでない人よりも劣っていると感じる。その人たちがやっていることが自分にはできない。もっとひどい環境で頑張っている人がいる。自分は甘えているのか。わからないができない。情けないと思う。これもコンプなのか?なぜできないのだろう。殺したくなる自分を甘えているなと思う。こうやって分析できていることで少し安心している自分もいる。それも情けないことだと思う。充分すぎる家を借りて車も借りてバイトもしなくていい。親戚も近くにいて親も月1で会う。とんでもなく恵まれているのに、、、今になってコンプが強くなったり自覚するようになったのは他人と話したからだと思う。高校中退は全くコンプではなかった。大学に行き始めてから段々と嫌になってきた。浪人もそう。まあそこまで強くはないが。法政であるのが当たり前のコミュニティの中で自分を助けるものは何なのか。中退3浪病弱ぼっち。少なくともこれは他人と比べて劣ることだよな。このコミュニティーの中では、自分の存在は底辺に近い。カースト最下位なのだろう。だから大学が嫌なのか?こんな考えが自分を苦しめているような気もするけど。