たかのぶろぐ

独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。

草稿.55


ああダルい、肌がダルい、全ての幸福を一瞬で吹きとばす程の力を持っている、これ以外考えることができなくなる、未来に絶望する、希望を消し去ろうとしてくる、この病が厄介なのは死に直結しないことだ、何回も言っている、人生の歩み、生命を脅かす程の効力はない、にも関わらず常に付きまとい悩ませてくる、ふとした瞬間に思い出し暗くなる、なぜ死に関わらない?殺してくれよ、一層のこと余命をくれたらいいのに、除々に除々に身体をむしばむ、一線を超えたら元に戻らないのも厄介だ、何回も悪化し何回も治るのならまだいい、一つのボーダーラインを超えたら取り返しがつかなくなる、今超えつつある、絶望的だ
未来の自分(心)は楽しみだが自分(身体)は想像したくない、なんの業だ?なんのカルマだ?僕は二元論にはたたない、恐らく二元論が正しいのだろう、でも、経験上精神と身体が別々の実体であるとは到底考えられない、身体の影響が直接的に精神(心)に来る、精神は身体に扱われている、奴隷であると言える、身体の状態に一喜一憂している精神がある、今は感情が高ぶっているから冷静な考察ではない、でも精神と身体が別々であるとは断固として思えない、精神世界では分からないが、少なくともこの現世では精神と身体は一致している

 

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