たかのぶろぐ

独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。

ミスチルという病

 

1ヶ月に数回、猛烈にミスチルを聴きたくなることがある。Amazon musicのプレイリスト「Mr.Children 1992〜04」を開き上から順に聴きたい曲を選曲しタップする。そして一通り聴き終えると今度は「Mr.Children 2005〜18」を同じ要領でこなす。2004までのプレイリストには100曲、後者には80曲入っている。当然全て聴くわけではないが、1曲5分と仮定して、1/3に当たる54曲を聴いただけでも4時間半になる。この病は2.3週間ごとに訪れ、一通りのルーティーンを終えると普段の生活に戻る。こんなことをもう2.3年繰り返してる。まあもっとも、Amazon musicミスチルがなかった当時はMusic〇〇のような無料のアプリを使っていたが。

 

僕がMr.Childrenを知ることになったきっかけは、2012年(中1)の冬に放送されていたMステだ。初めて聴いた曲は同じ年に公開された「Marshmallow day」。この曲はミスチルの歴代1の駄作と呼ばれるアルバム「blood orange 」に収録されている。僕はこの曲を聞いて次第に惹き込まれて自分を見失ってしまった。古参ファンからしたらこのアルバムは失敗作という声が多いらしい。意味が分からないMr.Childrenの曲をアルバムごとに全て聞いた。やっぱりどう考えても「blood orange 」が1番良い。なんと言っても桜井和寿の雰囲気、外見、仕草、全てにおいて2012年〜2013年が1番かっこいい。

 

ミスチルを語るチル友が欲しくなり、学校で探してみるものの自分の周りにはいなかった。ミスチルの主なファン層は3.40代だ。13歳の僕の周りにいなくても当然である。ならTwitterで探してみようと始めてみたはいいがリプも送れない。今ほどTwitterは普及しておらず、ましてや13歳で使っている人は少なかった。またミスチル専垢が多数存在するミスチル界隈も今でこそ大人数だが、当時はまだ少なかったのではないか。結局Twitterミスチル動画を載せている垢と歌詞botを眺めるだけに使われることになった。

 

しかし、当時通っていた塾「サナル予備校」で遂にチル友ができた。小学生の頃から知り合いで元から話をすることはあったけどミスチル好きだとは知らず。自分より遥かに詳しく、その子の影響もありどんどんのめり込んでいく。ちなみに彼女が好きだったのは「365日」。予備校には成績によるクラス制があり、Aが上級Bが下級クラスだった。その子は優秀だったので常にAクラスにいたが、僕は中1の途中からBクラスへ降格した。そんなこともあり実際に話したのは半年ぐらいでその子が今どこにいるのか、何をしているのかは全く分からない。

 

ところで僕は未だにLIVEに行ったことがない。1人でもいいのでライブに行ってみたいと思ってる。今はTwitterでも繋がれるし、なんならmixiでもチル友募集みたいなイベントがある。ただネットを見るとツアーは人気すぎてほとんどがファンクラブで埋まるそう。チケットを取るのは意外とハードルが高い。

タイトルは「家族という病」と掛かっている。ミスチルを体が必要としてる。ミスチルが不足すると自分を保てない。依存している。

 

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